日本CDRセンターは、植込みデバイスに関わる情報提供担当者の質的向上を目的としたCDR(Cardiac Device Representatives)認定制度の確立及び制度運営維持の支援機関です。

CDR認定申請について

    CDR認定の対象者は次の通りです。

    ●対象者

    1)一般社団法人日本CDRセンターに加盟している会員企業の勤務者

    2)日本医療機器販売業協会の循環器研究会に加盟している企業の勤務者

    3)医療機関に勤務する国家医療有資格者(医師、臨床工学技士、臨床検査技師、看護師、准看護師)

    ●IBHRE(International Board of Heart Rhythm Examiners)JAPAN受験資格

    上記の1)、2)に該当する方は、日本CDR センターの主催する『業界指定講習』の受講が義務付 けられています※「講習」の内容は、

    ①CDR基礎スキル講座(関連法規・臨床工学・医療倫理など)と

    ②CDRトラブルシューティング講座(ペースメーカ(ICDの基礎知識とケーススタディー等))を受講します。

    尚、3)の国家医療有資格者の方は、受講の義務はありませんが、任意で受講することは可能です。

    ●『IBHRE検定試験』の受験

    次に『IBHRE(JAPAN)検定試験』を受験します。

    ※再受験を希望される方は、再度「業界指定講習」を受講する必要があります。
     なお、受験免除はコチラを参照してください。

    IBHRE検定試験は、不整脈関連のデバイス治療に必要とされるスキルを検定するもので、IBHRE 試験作成委員会には本邦からも日本不整脈心電学会が参画しています。本邦で実施される検定試験は、日本不整脈心電学会の委員の先生方により、本邦の実情に即した設問の選定と和訳がなされ、日本語で行われます。IBHRE検定試験の合格者は、米国・IBHRE のホームページに掲載され、IBHRE/CCDS 認定証が送付されます。

    ●『CDR認定』を受けるには

    IBHRE検定試験に合格した方は所定の手続きを経たのち、一般社団法人日本不整脈心電学会により認定されます。下記の1)~5)を添えて、日本不整脈心電学会事務局に提出します。確認後、「CDR 認定」の証明証が発行されます。CDR 認定取得者は日本不整脈心電学会のホームページに掲載されます。

    1)CDR申請書(日本不整脈心電学会会員であることが必要)

    2)日本CDR センター主催の『業界指定講習』の“受講証明証”の写しまたは、国家医療資格者証(医師・臨床工学技士・臨床検査技師・看護師・准看護師)の写し

    3)IBHRE検定試験の“合格認定証”の写し

    4)次のいずれかのセミナーの“受講履修証”の写し

    (1)日本不整脈心電学会主催の「心臓ペースメーカ技士養成のためのセミナー」の履修証

    (2)日本臨床工学技士会主催の「不整脈治療関連指定講習会(旧:ペースメーカ関連業務修得セミナー)」の履修証

    上記(1) (2)のセミナー受講は、IBHRE 検定試験受験の前後を問いませんが、履修証が必要となります。

    各々の有効期間は5年間となります。

    5)カラー写真(タテ3.0cm × ヨコ2.4cm)1枚

    注:日本不整脈心電学会ホームページの申請手続きを参照
    http://new.jhrs.or.jp/recognition/cdr-recognition/application/cdr-new/

    ●CDR認定の『有効期間』

    CDR認定の有効期間と認定の更新CDR認定の有効期間は、デバイスの進歩の速さに合わせ5年間としております。認定取得後5年毎に更新認定のために日本CDRセンター主催の「業界指定講習」と日本不整脈心電学会主催の「心臓ペースメーカ技士養 成のためのセミナー」、または日本臨床工学技士会主催の「不整脈治療関連指定講習会」のいずれかの受講が必須です。また、認定取得後10年毎に「IBHRE検定試験」を受験し合格することが必要となります。認定の更新には、上述の所定の講習会受講証(5年毎)とIBHRE検定試験合格証(10年毎)を添えて認定更新申請書類を日本不整脈心電学会事務局に提出して更新手続きを行う必要があります。

CDR認定までの流れ

    一般社団法人
    日本CDRセンター

    〒113-0033
    東京都文京区本郷3-25-4