日本CDRセンターとは

ごあいさつ

この度、2023年11月15日付けにて一般社団法人日本CDRセンター(JCC)の会長を拝命いたしました。
当センターの前身は、2007年10月に日本不整脈デバイス工業会の関連団体として発足したものでありますが、2019年10月に一社法人法に基づいて一般社団法人日本CDRセンター(JCC)となりました。JCCは、CDR認定制度の健全な普及と拡充のための支援機関として、設立後16年間に亘りCDR認定のための業界指定講習を主催実施して参りました。

CDR認定制度は、2007年に厚生労働省が策定した医療機器産業ビジョンに基づき不整脈治療デバイス業界企業団体と日本不整脈心電学会において立案・策定された認定制度であり、医療機器の適正かつ安全使用のために当該機器の専門家としての技術と知識の向上と医療関連に携わる者としての高い倫理感の育成を趣旨として施行されました。

心臓不整脈疾患の治療機器としてのペースメーカは今から約60年前に出現し、それ以降、頻脈を治療するICD(植込み型除細動器)や心不全治療も兼ね備えたCRT-D(両心室ペーシング機能付き除細動器)等次々に開発されて臨床使用される時代となっております。そのように複雑化、高度化する最先端医療機器の専門的な情報や医療技術情報をCDRが正しく速やかに医療従事者に提供することにより、国民の福祉と医療の発展に寄与出来ますよう更なる努力をして参ります。

昨今の新型コロナウイルス感染症の蔓延とそれに伴う社会情勢の変化は、CDRの役割や在り方について検討を開始する機会となりました。会長の就任にあたり、業界内で起きている様々な課題を協議し、日本不整脈心電学会や関連団体とも連携しながら業界の健全な発展と医療への貢献を趣旨として活動していく所存です。関係者の皆様におかれましては、積極的なご支援の程、引き続きよろしくお願い申し上げます。

一般社団法人日本CDRセンター会長 黒岩 光司
一般社団法人日本CDRセンター会長 黒岩 光司